XREA/Value-Domain(eNom)+DiCEでDDNSの設定をやってみました。ちょっとハマった(公式マニュアルに記載のない方法)ので、メモの意味を込めて書き記しておきます。
もちろん、あたり前のことながら、ドメイン名と括りつけたいIPアドレスを持つ端末(要はサーバにするPC)から一連のオペレーションを実施する必要があります。
Value-Domainの上位レジストラを今まで意識したことがありませんでしたが、どこのDNSサーバを使用しているかという点で、Value-Domainのコントロールパネル上でのオペレーションが変わってきますので注意が必要です。具体的に言うと、以下のTLDはeNom(Value-Domainの上位レジストラ)が提供するDNSサーバを使う設定がデフォルトで、それ以外のTLDはValue-Domainが提供するDNSサーバがデフォルトになっているようです(多分)。後者の、Value-Domainが提供するDNSサーバ向けのDDNS設定は公式マニュアルに設定例などがあるため、そちらを参照すれば良いと思います。
eNom(“com” “net” “org” “info” “biz” “ws” “nu” “bz” “us” “ca” “cc” “tv” “name” “cn”)で取得されたドメインは、初期状態(何もしない状態)でダイナミックDNSをご利用いただける形となっています。
現状で使用しているDNSサーバの確認
自分の管理するドメインがどこのDNSサーバを使っているかは、以下の画面から確認することができます。ドメイン一覧画面から、「NS(黄色)」のアイコンをクリックします。
それぞれのプルダウンの値と意味と対応方法について以下の表に示します。
プルダウンの値 | 意味 | 対応方法 |
---|---|---|
当サービス標準のネームサーバ(ENOM) | eNomのDNSサーバを使う設定です。 | DDNSの有効化という(Value-Domain独自のDNSサーバに必要な)設定変更は要りません。 |
他社提供/自前ネームサーバ | 読んで字の如く、自前で用意している人向けです。 | 勝手にやってください。。。 |
VALUE-DOMAIN独自のネームサーバ(国内) | Value-DomainのDNSサーバを使う設定です。 | 前述のとおり、公式マニュアルで手順が示されています。 |
DNS更新時にパラメータとして渡すパスワードの設定
DiCEを使ったDNSの更新は普通にGET/POSTを使います。その時にパラメータとして変更情報と共に渡すパスワードの設定をコントロールパネルの「DYN」から行います。初期は空になっているため、「変更」リンクを押してパスワードを設定します。
これで事前設定は終わりになります。
DiCEの設定
ダウンロードしてきてインストール後、メニュー>イベント>追加で以下の情報を入力します。
「サービス」では「Value-Domain」を選びたくなるところですが、我慢してeNomを選びます。後は適当に設定をします。ホスト名は今まで使ったことがないサブドメインを指定してもOKでした。
後は、DNS設定がインターネットに浸透するまでしばらく待ちます。前回の記事との合わせ技で、動的にIPアドレスが変わる環境をWindowsのRDP先PCとしたい場合、接続元からドメイン指定でRDPすることができるようになり、ままそれなりに使えなくもない感じになります。
番外編
コントロールパネルの「DNS」から登録されていることを確認することもできます。