友人がみんなやっていたので、私もやってみたくなりました。ネットにはVMwareServer2 on Windowsの資料が少なかったので、多少苦労しました(Win7に至っては、私が探す限りありませんでした)。
目次
- VMwareServer2のダウンロード/インストール
- Torrentクライアントをインストール
- CentOSをTorrentクライアントでダウンロード
- VMwareでCentOSを動かす
VMwareServer2のダウンロード/インストール
トップページのみ中途半端に日本語です。他ページはほとんど和訳されていないので、気を抜かずにがんばります……
上部メニューあたりにあるサポート/ダウンロードから、VMwareServerを選択します(レイアウトとURLが変わっているかもしれません)。記事を書いている現在は、Ver2.0.2でした。
ユーザ登録
Severはユーザ登録が必要なようなので、登録しましょう。
一見、「これだけの情報入力で良いなんて楽だな」と思われるかもしれませんが、Continueを押すと面倒な登録項目が大量に出現します。めげずにがんばりましょう。
ダウンロード/インストール
登録が終わったと思うので、ダウンロード後、インストールしてみます。なんだかんだ弄っていると、メールが届きます。
赤枠のリンクをクリックすると、シリアルキーが書かれたページが出現するので、インストール最後のシリアルキーを入力する場面で使います。
とりあえず、VMwareのインストールが終わりました。
Torrentクライアントをインストール
CentOSはTorrentで配布されているため、BitTorrentネットワークに対応したクライアントが必要です。OperaもTorrentファイルに対応しては居ますが、私の環境で試した限りでは、ダウンロードが鈍足でした(uTorrentと比べた場合、10倍近く違いました……)。
別のクライアントをインストールするならば、uTorrentが個人的にお勧めです。インストール後はexeファイルひとつという手軽さと、無駄な機能が一切無いところが良い感じです。
インストールは適当に終わらせてください。
CentOSをTorrentクライアントでダウンロード
Torrentファイルをダウンロード
CentOSの公式ウェブページのダウンロードページ(CentOS-3)で、好きなbitをを選びます。いくつかのミラーサイトからひとつを適当に選び、CentOS-5.5-i386-bin-DVD.torrent/CentOS-5.5-x86_64-bin-DVD.torrentのどちらか環境に合ったものをダウンロードします。
注意:私の環境では、32bitしか動きませんでした。仮想HDにCentOS-5 64bitをインストール中、「Your CPU does not support long mode. Use a 32bit distribution.」というエラーで完遂できません。BIOSでVTが無効化されている場合は、有効化すれば出来るようになるそうです。私も余力があればいつか試して見ます。
追記:VT有効化すると、64bit動きました(2010/07/15 21:17)
uTorrentにTorrentファイルを登録し、ダウンロード
適当なフォルダにTorrentファイルを置いた後、起動したuTorrentのウィンドウにドラッグ・ドロップしてください。後は手順に従ってダウンロード開始をします。回線の速度次第ですが、Torrentなので比較的速く落ちてくると思います。
ダウンロードが終了したら、uTorretに登録してあるTorrentファイルを削除して、uTorrentを終了します(seedにならなくてごめんなさいとか一応思いながら)。
VMwareでCentOSを動かす
現状の確認
- VMwareServer2.0.2のインストールとシリアルキーの入力を終えている(デスクトップに「VMware Server Home Page」というショートカットがある)
- CentOS-5のイメージファイルをダウンロードしてある
VMwareServer2.0からの仕様
1.0系とはUIの仕様が異なります。1.0系は専用のプログラム上で作業を行うことが出来ますが、2.0系からはウェブブラウザ上で作業を行います。そのため、使い勝手が悪い場合や、使用するウェブブラウザによって出来たり出来なかったりがあるので、躓きやすいかと思います。
なぜこのような仕様にしたのかというと、LANの他PCへ特別な環境をそろえなくても、ウェブブラウザでホストへ繋げば、VMwareを操作できてしまうかららしいです。私にとってはどうでも良い機能なのd(ry
VMwareにTomCatが内臓されていることに気づいた人で勘の良い人であれば、もしやと思っていたかもしれませんが。
VMwareを起動します
デスクトップの「VMware Server Home Page」を開いてみてください。このとき、どうやってもOperaでは上手くいきませんでした。開きはするので油断しますが、後で上手くいかなくなります。IEでやることをお勧めしておきます。
さらに、ウェブページで使い方を紹介されている他の方はFirefoxを使っておられますが、これも上手くいかなかったです。プラグインをインストールするところまでは大丈夫でしたが、そこからどうもエラーが出ます。環境の違いでしょうか。
とりあえずここでは、IEで開いたと仮定して話を進めます。
証明書云々の警告が現れると思うので、適当にあしらってください。無視して適当にOKOK言っておけば出来た気がします。
注意:私の場合は、「VMware Server Home Page」を開いたときにアドレスが「https://[コンピュータ名]:8333/ui/」となっていました。ご丁寧に書き換えてくれたのかも知れませんが、これだと繋がらないことがあるようです(ブラウザ依存かも?)。繋がらない場合は「https://localhost:8333/ui/」と書き直してください。気になる方は、「VMware Server Home Page」ファイルをテキストエディタで開いて、該当アドレスを書き換えておけば次から楽そうですね。
ログイン画面のようなものが出てくるので、Admin権限を持ったWindowsユーザ名とパスワードを打ち込みます。
Datastore(仮想HD)の場所(?)を追加
これは追加しなくてもデフォルトの設定で先に進めますが、デフォルトの設定がCドライブ直下になっているため、Win7の権限的にアウトになったと思います。
「Add Datastore」から、NameとDirectory Pathを入力(私はC:\Users\[username]\Documents\VirtualDatastoreにしました)し、OKを押します。すると、パネル中央付近に新しく追加されたのが見て取れます。さらに、下のログっぽいところに「成功」のようなものが表示されれば大丈夫です。
追記(2010/07/15 21:18):今試してみると、デフォルト([standard])でも行けました。このときは別の問題が発生していたのかもしれません。すいませんでした。
仮想マシンの追加
では、ついに仮想空間の切り分けに入ります。「Create Virtual Machine」から必要事項を入力してください。
- Name and Location
- [standard]ではなく、先ほど自分で作成したDatastoreを指定します。名前は適当に付けてやります。私は、「CentOS」という名前をつけました。
- Guest Operating System
- CentOSはRedHatLinuxの互換バージョンなので、Linux→RedHatを選択します。bit/versionは対応させてください。
- Memory and Processors
- 適度に決めてやりましょう。
- Hard Disk Properties
- Create a New Virtual Diskを選択し、HDの容量を適度に決めてやります。このとき、たとえ数Gを指定しても、すぐ確保されるわけではないので、それなりに大きな値を指定しても大丈夫(だと思います)。仮想ディスクのパスを適当に決めてやります。これはデフォルトでいいでしょう。
- Network Adapter Properties
- 「Add a Network Adapter」を選択し、どれかを選択します。ルータ下のDCHP環境であれば、Bridgeでも良さそうです。
- CD/DVD Drive Properties
- 「Add a Network Adapter」を選択し、インストールするISOイメージを選択します。このとき、ISOイメージを先ほど指定した場所に入れておいてやらないと、Browsから参照できないようです。ここでもしパスを直打ちすればどうなのか、誰か試してみてください。
- Floppy Drive
- 要らないだろう……ということで「Don’t Add a Floppy Drive」を選択。
- USB Controller
- 一応「Add a USB Controller」を選択しておきます。
Finishを押してみてください。先ほどと同じく、ログが流れ、左サイドバーにそれらしきものが追加されます。
起動
左サイドバーから先ほど設定したときに出現したものを選択します(私の場合はCentOSという名前)。
次は、上のタブ「Console」をクリックし、中央の黒いスペース(?)をクリックします。なにやら怪しげなプラグインか何かがインストールされるので、それを最後までやりきってください。
最後に、実行ボタンっぽいのを押せば起動です。黒いスペースをクリックすれば、ちゃんとウィンドウが出てきて、インストールが始まるはずです。出来るといいですね。
まとめ
VMwareServer1.0系、もしくはVMwarePlayerにしておけばよかったと激しく後悔。
参考資料
- ネットワークの設定で参考になりそう
- 忘れたウェブページ(あまりにもいろいろなページを参考にしすぎて、忘れました)。そのライターたちに謝辞。